人脈を広げることで結果転職につながった例

私はホテルの努めるバーテンダーでした。

新入社員から約4年お世話になったホテルは歴史ある老舗で、絶対的な年功序列と独特な習わしを重んじるところでした。
しかし業績は不振で数年の間新卒採用は行っておらず、私は久しぶりの新入社員でした。

そんな新人の仕事は主に雑務。

朝は誰よりも早く出勤して店の掃除・仕込み、営業中は伝票と料理を持ってレストラン厨房と店とを時には走ってひたすら往復、中休みは掃除・先輩方の制服クリーニング・飲材搬入、営業終了後はまた掃除・ゴミ捨て・飲材カウント・発注・まかない中の先輩方のお酌にたばこの火付け、終電ギリギリで帰宅。

毎日ヘトヘトでした。

1日14時間労働、月7日休みで、土日祝・盆暮れ正月は繁忙期で休み無し。
これだけ働いて、初任給は12万6千円。

一応、残業代がついたので手取りは月17万円ほど。
雀の涙ほどのボーナスが加算されて年収300万円。

それでも1人前のバーテンダーを目指してがむしゃらにがんばりました。

自分より下の新入社員が入らない限りいつまでたっても上に上がれなかったので、入社3年経っても私は相変わらず下っ端の仕事をしていました。

他のホテルのバーテンダーには若くして活躍している人々もいます。

「もっとバーテンダーらしい仕事がしたい」
このホテルで未来が見えなくなり、転職を考え始めました。

ホテルやバーの業界は狭く、また人脈が命で、人づてに紹介されたり店を移るということも珍しくありません。

求人情報を得るためには卒業したバーテンダースクールの先生を訪ねました。
また、私自身でも情報を集める為に積極的に社外活動を行いました。

具体的には、試飲会や勉強会、バーテンダーの団体や協会のイベントやカクテルコンペ等に参加し、顔と名前を覚えてもらいました。

その後も親交を深め、信頼関係が成り立ってくると酒類メーカーや様々なホテル、バーなどからいち早く求人や新規オープンの情報を得ることができるようになります。

1年ほどそうした活動を続け、知り合ったのが転職先のホテルの部長でした。

3ヶ月後にオープンするホテルでバーテンダーとしての採用を取り付けていただき、転職することが決まりました。
ところが困ったことに、前のホテルをなかなか辞めさせてもらえませんでした。

何度も話合いを重ね、退職届けが受理されたのは申し出てから3ヶ月後。
転職先のホテルオープンのギリギリでの移籍となってしまい、溜まりに溜まった有給は泣く泣く諦めることに。

転職後のホテルは実力主義だったのでやりがいがありました。

部下もでき、私はバーテンダーとしてカウンターでの業務が主になりました。

勤務は長短シフトで1日8~15時間労働、月9日休み。
給与は年報制で年収360万契約。

残業代はなく、夜勤手当や職能手当が加算されて月の手取りは27万円ほどに。

収入がアップしたのはもちろん嬉しかったですし、バーテンダーとしても責任のある仕事を任されるようになり、忙しくなりましたが充実していました。

社員のモチベーションが高く、共に働いていると自身も高まっていけるような感じがしました。

代わりに、夜勤をするようになったので家に帰ることが少なくなり、プライベートな時間は減りました。

転職は自身を成長させるのにも、収入を上げるのにもとても良い機会だと思います。

過大評価はいけませんが自分のことを堂々と評価しアピールすること、人脈を広げて自分を売り込むこと、が良い転職に繋がるのではないでしょうか。

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